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RGBモードで作ったデータは変換せずに入稿しよう

※ハイキュープリントのプリントサービスではCMYKより色域が広いRGBでの印刷データ受け入れをしています。以下の解説は弊社での事例の紹介ですので予めご理解ください。

 

Adobe IllustratorにはRGBモードとCMYKモードの2種類があります。RGBモードは主にWebコンテンツ向けで、加法混色と呼ばれます。一方、CMYKモードはオフセットプロセス印刷を想定したもので、紙などに印刷するためのもので、減法混色と呼ばれます。

 

後の量産工程でCMYKモードを利用しなければならない場合もありますので、用途に応じて使い分けが必要です。ただし、弊社での印刷が最終プロダクトとなる場合は、RGBモードを推奨しています。

 

印刷技術について勉強したい方には、以下の本がおすすめです。色域やカラープロファイルなど、DTP分野を中心に幅広く、詳細に解説されています。


・カラーモードの指定は、新規ドキュメントを作る際に指定することもできますし、

・ファイル→ドキュメントのカラーモードからあとで変更することもできます。

RGBからCMYKに変換する場合は注意

RGBモードは、CMYKモードよりも色域が広いため、CMYKモードに変換するだけでは、無理にCMYKの色域範囲に収められてしまうため、想定していない色になってしまう場合があります(使用できる絵の具パレットの色数が128色→64色に減るイメージです)。

RGBモードは、より鮮やかで淡い色も表現できます。

 

RGBモードで作成した場合は、変換後の色をよくチェックして修正するか、RGBモードのまま入稿してください。

実際の水転写式デカールでの実例

RGBモードで作成したデータを、そのまま印刷したもの(左)。CMYKモードに変換して印刷したもの(右)。

株式会社ハイキューパーツの運営する模型用水転写式デカールの印刷サービス。小ロットかつ高精細を両立した新式印刷デカールです。

株式会社ハイキューパーツは、模型用品の開発・販売を専門とするメーカーです。2007年からデカール印刷の新しい方法の研究を始め、2013年には独自のデカール印刷製法を確立しました。また、2014年には箔転写印刷を高精密で小ロットで印刷するCF印刷式を開発して、2018年より受注印刷業務を開始しました。小ロットであっても品質を落とさず、個人でも手頃な価格で高精細デカール印刷サービスを提供することを目指しています。


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